作詞をする際に、韻を踏むことがよくあります。韻というとラップの歌詞を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、ラップ以外にも歌詞では韻を踏むことが多いです。今回は、韻を踏むときにオススメのツールについてご紹介します。
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無料で使える!ネットの韻踏みツール3選
韻踏みツールには、ネットで無料で使えるものも複数あります。今回は韻踏みツールを3つご紹介します。
・AZrhymes https://ja.azrhymes.com/
シンプルで使いやすい韻踏みツール。単語を入力すると、文字数に関わらず複数の単語を表示してくれます。頭韻も選べます。さらに、「品詞」欄から、名詞のみ、動詞のみ、形容詞のみ、副詞のみなども選択可能。
・ライムサーチ(韻踏み検索) http://rhymesearch.pv.land.to/search.cgi
ひらがな三文字以上で単語を入力すると、文字数に関わらず複数の単語を表示してくれます。入力はひらがな指定がありますが、おすすめしてくれる単語は日本語だけでなく、英語も含まれます。
・Rhymer https://www.rhymer.com/
英語の韻踏みツール。英語で単語を入力すると、英語で韻を踏んだ単語を表示してくれます。End Rhymesだけでなく、Last-Syllable Rhymes、Double Rhymesなど、さまざまな韻の踏み方で検索ができます。
作詞の際、ストーリーソングを書きたい場合、自分が経験したことであればその場面などが思い浮かびやすいかも知れません。しかし、実際に経験したことには限界があります。創作においては、未経験のことをまるで経験したことのようにリアルに表現することも必要です。
韻を踏むのはラップ歌詞だけではない
韻を踏むという文化は、ラップ歌詞のイメージがありますが、最近ではポップスでも韻を踏むことが多くなっています。聴き心地が良いなと思って、良く歌詞を見るとかなり多く韻を踏んでいるということも。韻を踏むことは、歌を耳で聴いたときの聴き心地を良くする役割があります。
ラップ歌詞に限らず、韻踏みは積極的に使っていきたいですね!
まとめ
歌詞で韻を踏む場合は、ラップバトルのように、その場でとっさにたくさん韻を踏む必要はありません。ご紹介したツールを参考に、じっくりと歌詞を組み立ててから歌い込むことができます。文脈に沿って自然に踏んだ韻は、聞いていても歌っていても心地よいものです。是非、じっくりと歌詞の韻を練ってみてはいかがでしょうか。
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