韓国のオーディション番組「Girls Planet999:少女祭典」から誕生した日中韓9人組ガールズグループKep1er(ケプラー)。2022年1月リリースの1stミニアルバム『FIRST IMPACT』のリード曲『WA DA DA』は、TikTokでのダンスカバーの流行をきっかけに、さまざまなチャートを賑わせています。日本ではあまり聞き慣れない『WA DA DA』という言葉。いったいどんな意味があるのでしょうか。
こちらの記事もオススメ
・ヒットの鍵をにぎるのは比喩表現?「ようだ」「まるで」を使いこなそう。
・ストーリーソングに悩んだら。場面設定に使える書籍『場面設定類語辞典』
・インスパイアソングは定番に?2022年以降のインスパイアソングの傾向
・作詞家になるには、韻を踏むことを知ろう。「韻パクト」のある歌詞を紹介
Kep1er(ケプラー)のヒット曲『WA DA DA』の意味は?
「WA DA DA」とは、韓国語の擬音語 で、「走る」「駆けつける」ときの音を表しています。日本語では「タッタッタッ」「ダダダッ」といったところでしょうか。WA DA DA (Japanese ver.)の歌詞を見てみましょう。
参考:https://www.uta-net.com/song/324163/
サビの「WA DA DA」が登場する前に、「走る」に関わるフレーズがいくつか登場するのがわかります。
≪『WA DA DA』に登場する「走る」関連のフレーズ≫
・Watch nmy step
・夢の方へ 駆けだそう
・Let’s go
・まだまだ遠くに行けるよ
・走って Faster faster
・誰よりも速く走って
まるでスターダムを駆けあがるような、彼女たちの勢いも感じさせるフレーズです。
『WA DA DA』はメロディーとの相性が秀逸!
とても勢いのある、「WA DA DA」というフレーズですが、メロディーとの相性も秀逸なものになっています。
例えば、「WA DA DA」というフレーズを、ゆっくりと、「WA~DA~DA~」と歌っても、「走る」感じがしません。
『WA DA DA』のサビでは、何度か「WA DA DA」のフレーズが登場しますが、どれも軽快なスピードで、まさに走る姿が想像できそうな歌い方になっています。
メロディーの雰囲気と歌詞の意味を合わせると抜群のインパクトを生む
『WA DA DA』のように、メロディーの雰囲気と歌詞の意味がばっちり合うと、とても印象的なフレーズになることがわかります。歌詞を書く際にも、ただ言葉を探してくるのではなく、メロディーに合う言葉を探すことがとても大切です。
こちらの記事も読んでみよう
・Official髭男dism「ミックスナッツ」の歌詞に学ぶ比喩表現
・「オリコン」ってなんの略?音楽ランキングで有名だけど、名前の由来は?
・YOASOBI「夜に駆ける」「アイドル」空耳レベルの英語版歌詞に注目
・ヒットの鍵をにぎるのは比喩表現?「ようだ」「まるで」を使いこなそう。
・「チャンカパーナ」ってどんな意味?NEWSの歌の意味と「やばい」と言われる理由
投稿者プロフィール
最新の投稿
- 2024-07-26歌詞コラム懐かしくも新しい?じわじわ人気の「令和歌謡」とは
- 2024-07-26歌詞コラム名曲「上を向いて歩こう」の海外タイトルは「SUKIYAKI」。いったいなぜ?
- 2024-07-01歌詞コラム「書いてはいけない歌詞」ってあるの?歌詞におけるタブーとは
- 2024-06-28歌詞コラム「コロンブス」炎上。今あらためて考えたい、歌詞の性質と飛距離