先日、友達とカラオケに行くので、久々に最近のヒット曲を歌う練習をしました。最近の曲は、メロディーの種類が多くて難しい歌が多いのにびっくり。1コーラスと2コーラスが違う形をしているものも増えてきた印象です。ところで、皆さんはカラオケに良く行きますか?カラオケの練習も、実は作詞に役立つ部分がたくさんあります。今回は作詞練習に役立つカラオケの方法についてお伝えします。
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「聴く」と「歌う」は考えることが大きく違う
いつも聴いている歌だから、カラオケでも歌えると思ったら、メロディーがなかなか出てこなかったという経験はありませんか?何気なく聴いていても、実はリズムに乗っているだけで、意識しないとメロディーまでは把握できないものです。作詞をするときは、まずメロディーを暗記して、そこに気持ちが良いと感じる言葉を乗せる必要があります。カラオケで歌えるようになるということは、作詞にも必要な「メロディーを覚える」作業の練習にもなります。メロディーを覚えるのが早ければ、そのぶん、作詞もはかどりますね。時間が少ない中で作詞をしなければいけない時などに効果を発揮します。
歌詞からメロディーを推測。「言葉の切れ目」を意識する
カラオケの練習をするとき、私の場合、歌詞付きの動画を見るのではなく、歌を流して耳で聴きながら、別で歌詞を見て覚えます。カラオケの練習を作詞に活かすのであれば、この方法がオススメです。歌詞全体を眺めることで、歌詞やメロディーの構成を想像することができますし、また、歌詞からメロディーを推測する力が身につきます。基本的に、歌詞は文節の切れ目とメロディーの切れ目が合うものですが、最近ではかなり崩して歌うことも増えています。歌詞を見て、どんな風に歌うんだろう?と考え、答え合わせのように歌を聴いてみてください。自分が思っていたのとは違う歌い方だった、思っていた通りだった、などいろいろな発見があるはずです。どんな歌い方が正しい、とは一概に言えませんが、アーティストによって言葉の乗せ方の癖なども見えてきます。言葉とメロディーの相性を探すのにカラオケの練習はとても役立ちます。
カラオケの練習で作詞力をUPしよう
メロディーを覚えることや、メロディーを推測しながら歌詞を読むことは、作詞のレベルアップにつながります。カラオケを作詞の練習のひとつに取り入れてみてはいかがでしょうか。
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