「エモい」という言葉をよく耳にします。皆さんは「エモい」という言葉の意味を知っていますか?「エモい」はある対象に対して”感情の変化”が起こった時に用いられる言葉です。何かを見たり聞いたりしたことで、”何とも言い表せない気持ち”になった時や、強く心を動かされた時によく使われます。「この歌詞がエモい」という風に使われますが、「エモい歌詞」を目指すために必要なことについて考えていきましょう。
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「エモい」の由来は、「感情的な、情緒的な」を表す「emotional」
「エモい」の言葉の由来は、「感情的な、情緒的な」を表す「emotional」です。音楽ジャンルの一つである「Emo(イーモウ)」(メロディアスで感情的な音楽性やセンチメンタルな心情を綴った抒情的な歌詞)という言葉がもとで、2007年ごろから音楽以外の場面で使うようになったと言われています。
「エモい」歌に必要なことは?
「エモい」が”感情の変化”が起こった時に用いられる言葉で、由来も「感情的な」というところにあるのなら、「エモい歌」とは、気持ちを動かす歌であると考えられます。歌詞だけでなく音の鳴りやヴォーカルの声など、歌はさまざまな角度で聴き手に「エモさ」を与えます。その中で、歌詞により「エモさ」を狙うためには、歌詞の中に実際に「気持ち」を書くことが必要だと私は考えます。
そもそも、「歌(うた)」の語源は「うたふ(訴)」、つまり「何かを訴える」が語源であるという説もあります(『作詞入門 〜実例で学ぶポイントとコツ』 12ページ)。伝えたいことがあってこそ歌や歌詞があると考えると、歌詞に「想い」「気持ち」が書かれているのは自然ですね。
「エモい」と感じた歌のサビに注目してみよう
すべての歌がそうとは限りませんが、ほとんどの場合、歌には「気持ち」が書かれていて、その「気持ち」が歌のテーマになっていることが多いです。また、「気持ち」は、サビに書かれていることがほとんどです。あなたが「エモい」「心を動かされた」と思う歌があれば、その歌のサビに注目してみてください。きっと気持ちが書かれているのではないでしょうか。歌詞を書く時にも、サビに「気持ち」を書くことを意識すると、より伝わりやすい歌詞になるはずです。
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