「サライ」ってどんな意味?
24時間テレビで流れる歌でおなじみの「サライ」。番組の最後に、みんなで合唱するのがとても印象的ですね。ところで、「サライ」とはどんな意味なのか知っていますか?
「サライ」の作詞者・作曲者は?
「サライ」の作詞は谷村新司さん、作曲は弾厚作(加山雄三)さん、編曲は羽田健太郎さん。歌唱は加山雄三さん・谷村新司さんによるものです。日本テレビ系列で、毎年1回、夏に放送されるチャリティー番組『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』のテーマソングとして制作され、1992年11月16日に発売されました。
「サライ」ってどんな意味?日本語でも英語でもない?
「サライ」はローマ字で「SERAI」と書きます。「SERAI」とはペルシャ語で『宿』や『家』のことを指します。曲のテーマは「心のふるさと」。 「宿」「家」が、曲のテーマ「心のふるさと」に近いことから、「サライ」という曲名がつけられたといわれています。また、「砂漠の中のオアシス」という意味も込められているそう。
歌詞の中にも「故郷」「旅立ち」など、故郷を感じさせるワードが登場します。
「サライ」の歌詞にはどんなことが書かれている?
実際に「サライ」のサビの歌詞を見てみましょう。
タイトルである「サライ」というワードがサビの中にも使われています。
【1番サビ】
サクラ吹雪の サライの空は
哀しい程 蒼く澄んで 胸が震えた
【2番サビ】
サクラ吹雪の サライの空へ
流れてゆく 白い雲に 胸が震えた
【3番サビ】
サクラ吹雪の サライの空へ
いつか帰る その時まで 夢は捨てない
【ラスサビ】
サクラ吹雪の サライの空へ
いつか帰る いつか帰る きっと帰るから
「サライ」=心のふるさと とすると、
1番:春に夢を追い旅立った、その日の描写
2番:夢を追いながらも苦しいとき、故郷に思いを馳せる
3番:引き続き夢を追いつつ故郷を懐かしむ気持ちが強くなる
と、主人公の心の動きがサビだけ見てもわかります。
「サライ」の意味を噛みしめながら歌を聴いてみよう
日本語でも英語でもなく、なんだか気になる「サライ」という言葉。タイトルとしても非常にキャッチーです。「サライ」の言葉の意味を知り、その意味を噛みしめながら歌を聴くと、今までと違った発見があるかもしれません。