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作詞家になるには歌詞のないメロディーを探そう。街にあふれるメロディで作詞を学ぼう

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作詞家になるには歌詞のないメロディを探そう
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作詞家になりたい、作詞をしてみたいという人の中には、好きな曲の歌詞を暗記していたり、眺めてみたり、書き起こしてみたりしたことがある人もいるでしょう。しかし、実際に自分で歌詞を書くには何から始めたらよいかわからない、という人は多いかもしれません。作詞家になるには歌詞のないメロディを探すのもひとつです。まず、歌ものの楽曲がどのように作られているかについて見ていきましょう。

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作詞家になるには歌詞のないメロディを探そう

「詞先」「曲先」の意味を知っておこう

作詞という仕事を知るためには、まず「詞先」「曲先」という言葉の意味を知っておくことが大切です。歌ものの楽曲がどのように作られているかについて見ていきましょう。

歌詞が先にあって、そこにメロディーをつけることを「詞先」、メロディーが先にあってそこに歌詞をつけることを「曲先」と呼びます。シンガーソングライターなど、メロディーと歌詞を同時進行で作る場合もあります。かつて、演歌や歌謡曲の歌詞は「詞先」で作られたものが多かったそうですが、最近の歌もの楽曲は9割以上が「曲先」で作られています。コンペで歌が作られる場合、楽曲の募集が先にあって、選ばれた楽曲に対する歌詞の募集が行われるという流れが主流となっています。

楽曲を募集するコンペでも、歌詞のついた楽曲の提出を指定されることがあります。作曲家は、自分で歌詞をつけるか、作詞家に頼んでコンペに提出するための楽曲に歌詞をつけ、楽曲と歌詞を一緒にコンペに提出します。この、コンペに提出するための楽曲のための歌詞を一般的に「仮歌詞」と呼びます。仮歌詞がそのまま楽曲とセットで採用になる場合も多々あるため、楽曲コンペは作詞コンペと同じように作詞家を目指す人の登竜門のひとつとなっているのです。

最近では、「詞先」の楽曲募集もちらほら見かけます。歌詞が先にあった方がメロディーを作りやすいという作曲家の方もいるため、今後は「詞先」で楽曲がつくられる機会も増えていきそうです。

作詞をどうやって練習したら良い?

歌もの楽曲は主に「曲先」で作られるため、作詞家は既にあるメロディーに対して歌詞をつける練習が必要です。作曲家と組んで「仮歌詞」を書かせてもらうことは、採用へのチャンスが広がるだけでなく、実際にメロディーに歌詞をつける練習にもなるのでおすすめです。一緒に活動できる作曲家を見つけるのが難しい場合、どのように作詞を練習したらよいか悩んでしまうかもしれませんが、身近なところに作詞を練習する方法はたくさんあります。

メロディーに歌詞をつけるには、「歌詞のついていないメロディー」があるのが一番です。例えば電車のホームで流れる発車メロディー。短いメロディーですが、これに自分ならどんな歌詞を載せるか、と考えるのも練習方法のひとつです。ラブソング、応援ソング、など自分でテーマを設定してみても良いですね。また、オルゴールバージョンの楽曲に自分なりに歌詞をつけてみることもできます。このように、歌詞のついていないメロディーを探してみるのが作詞の練習の第一歩と言えるでしょう。

既存の歌もの楽曲だと、すでにイメージがついているので難しいかもしれませんが、知っている曲を替え歌にしてみるのも良いでしょう。ただし、歌詞には著作権があるので、あくまで個人で楽しむ範囲として、SNSなどでの発表するのは避けましょう。

まとめ

実際に、電車の発車音など、街中で歌詞のついていないメロディーを聞くとついつい頭の中で歌詞を乗せて遊んでしまう、というプロの作詞家は多いもの。言葉は、メロディーに乗せて初めて歌詞になります。難しく考えずに、身近なメロディーを探して、気楽に楽しく歌詞を乗せてみましょう。そうするうちに、心地よい言葉の響きなどが自然と身についていくはずです。

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